スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

セクター別考察【医療】3

こんにちわ。カズオです。

それでは前回のつづきから。




3、新規メーカーの不在

コレ、非常に重要だと思います。

限られた市場において、

業務を独占することが売上を伸ばす一番の近道だと俺は思う。

ツムラの国内シェアは84%

後は若い医者に育薬を施すだけでシェア&漢方薬市場自体が拡大していく。


これほど旨みのある市場なのに、何故、新規メーカーが参入しないのか?


医薬品の中でも、漢方薬業界というのは、新規参入するには敷居が高すぎるのだ。


その理由は、

Ⅰ、在庫管理

Ⅱ、漢方薬という如何わしさ

Ⅲ、ツムラという巨大企業


この3点が挙げられる。


Ⅰ、在庫管理

在庫というよりは、原材料の貯蔵が難しい。

漢方薬の原材料は、自然界に存在する植物や茸や木の実である。

その原材料を何万トンも保管貯蔵しなければならい。

中には冷蔵を必要とする物もあるだろう。


まず、この原材料を管理する為の敷地を確保するだけでも莫大な初期投資を要する。



Ⅱ、漢方薬の如何わしさ

西洋医学と比較すると、漢方薬の信頼性はまだまだ薄い。

如何わしいと思っている医師も多く居る。

そんな如何わしいものを造って売る。

新規参入のメーカーが莫大な初期費用をかけて勝負するにはリスクが高いのだ。



Ⅲ、ツムラという巨大企業

『ツムラ』おそらく日本人なら一度は耳にしたことがある企業である。

このツムラが何十年もかけて築いてきた市場で勝負しようとする企業は、皆無である。



漢方薬業界とは、

ポッと出てきた企業が新規参入できるほどヌルい業界ではないのである。





4、新薬が必要ない

必要ない。

言い換えるなら完成されているのである。

現在、約150種類ほどの漢方薬がある。

新薬開発には莫大な資金が必要で、それを臨床検査、医師への売り込みなどのコストを考えると、

現在ある150種を、より多くの医師に正しく使ってもらう。

という経営方針にシフトしている。


成長を止める事で、企業に力をつける経営方針である。




5、国内ほぼ独占

puzzlebobble2.gif

このグラフからも見て取れるのだが、国内はほぼ独占した状態である。

新規参入の新鋭も現れにくい現状を考えると、

ツムラは、このまま安定成長していく公算が高い。




6、世界進出

前回も書いたように、漢方薬は日本固有のジャパニーズブランドである。

それを海外に売ろうというのは至極当然の動き。

まずはアメリカに、

痴呆症、胃潰瘍、難病の腸疾患に効果の高い3漢方を育薬している。


この行動が利益に繋がるかは、まだまだ先の話だが、

俺には、日本固有の商品を売りに出し、アメリカ市場でも独占を確立しようとする先駆けに思える。





長々と説明させてもらったので一旦まとめてみよう。


要するにだ!


拡大する市場において、独占体制で商品が売れる!それがツムラ!!


コレだな!!

一行でまとまる内容をツラツラと説明した訳だ(・∀・)www



んで!!

ブログをやってると、人の意見を聞けるのが嬉しい所。

前回のコメントで、ほくさんから。

漢方薬=眉唾。

という意見を頂いた。


あー、


2a322503-s_20110412165101.jpg


ってPCの前で言っちゃったよw


病院で働いてると、漢方薬を目にする機会はメチャクチャ多いので、

漢方薬を使うってのは当たり前になってしまってた。

もちろん西洋の薬も使うんだけど、

漢方薬の袋ってデカイから目立つのよね。

だから凄い印象に残る。



これはチョット解説が必要だな!(・∀・)w

次回は、医療従事者目線で見た、漢方薬の立ち位置。

って感じで記事を書きたい。





スポンサーサイト
[ 2011/04/14 16:38 ] セクター別考察【医療】 | TB(0) | CM(2)

セクター別考察【医療】2

こんちわ。カズオです。

前回は、医療業界、製薬会社の今後の動向についてまとめてみた。

今回は、その中でも何故、ツムラ!?

ツムラを押しているのか?

その理由を書いていきたい。


ツムラの良い所。

1、漢方薬メーカーであること

2、競争終了

3、新規メーカーが不在

4、新薬が必要ない

5、国内ほぼ独占

6、世界進出



この6点を挙げたい。

一つずつ解説(・∀・)w



1、漢方薬メーカーであること。

まず、漢方薬というのは、中国の薬だと勘違いしている人が多い。

漢方薬の源流は中国だが、日本で独自の進化を果たしたのが漢方薬と呼ばれ、

中国の薬(中薬)とは、全く別物である。


つまり、漢方薬は世界に一つのジャパニーズブランドなのである!


また、漢方薬は副作用が非常に少なく、

不定愁訴や、習慣性の偏頭痛、めまい、胃痛などにも長期間服用することが出来る。

コレは自然から生まれた生薬を使用しているため、体への負担が少ない為である。

医者も、体に負担の少ない漢方薬を処方する機会は非常に増えている。


つまり、漢方薬は患者さんが長期に渡り使用してくれる可能性が高いのである。





2、競争終了

前回紹介したベーッシックファーマ。

この分野の漢方製剤において、ツムラの激戦は終了している。

下のグラフを見てもらいたい。


puzzlebobble2.gif


グラフは、2010年の漢方市場の規模と、ツムラのシェアの割合を示している。






2a322503-s_20110413153107.jpg
圧倒的じゃないか、我がツムラわ。



ギレン総統もお喜びである。


他にも漢方メーカーは、カネボウ、コタローがあるが、

経営規模、商品数を比べてもツムラの足元にも及んでいないのが現状。


前回、発表した新医薬品産業ビジョンにおいて、

すでに、ツムラは勝利しているのである!



ツムラの凄い所はもう一つ!


医療業界でシェア84%を獲得しているツムラ。

この数字はただ単にシェアが84%あるという意味合いではない。


ツムラにも営業マンというのは存在する。

しかし、実際に患者さんに薬を処方する販売員は医者なのだ。


ツムラの取り組みの一環で、

『育薬』と呼ばれるものがある。

コレは、若手の医者にツムラの漢方薬の素晴らしさ、有用性、安全性を教育し、

今後50年間は医療に携わるであろう医者にツムラの漢方薬を売ってもらうのである。


なんという離れ業!!なんとツムラ的!!!


ツムラの真の営業マンとは、ツムラの育薬を受講した医者なのかもしれない。

小中高と学年成績5%以内の秀才たちが、毎年何十人とツムラの営業マンとして世に送り出される。


俺は、ツムラビジネスの真髄を見た気がしたね。。。





セクター別考察【医療】3につづく。

[ 2011/04/13 14:56 ] セクター別考察【医療】 | TB(0) | CM(2)

セクター別考察【医療】1

こんにちわ。カズオです。

今日は、医療セクターについて考察してみたい。

医療と言っても、その投資先は多い。

【製薬会社】【医療機器】【福祉施設】【医療用コンピュータ関連】【医療用求人】

パッと思いつくだけでこのくらい。


その中でも大きな割合を占める【製薬会社】に的を絞って俺的な解説をしたい。


まず、今後、医療業界は拡大していく公算が高い。

それは、

・世界的な人口増加

・日本の高齢者の増加

・発展途上国が豊かになり日本の医療を受ける機会も多くなる

このような、事象が考えられる。

考えられるというよりか、必然的にこうなる事は確実。


簡単に言うと、

人口が増えると、相対的に病人も増える。すると薬は必要になる!

という事である(・∀・)解り易いね!


長期投資にとって、医療業界に投資するということは、一つの王道であると思う。



そして次に、

俺のイチオシ企業を紹介したい。


それは、ツムラである!

そう、あの自然と健康を科学する。あのツムラだ!

温泉の元や、漢方薬を作っていることで有名な、あのツムラである!


意外かもしれないが、ツムラをイチ押す理由をツラツラと書いてみたい。

読んだ後は、ツムラの魅力が伝わるような文章が書ければよいがw



まず、コレを見てほしい。


weddingpeach2.gif


2007年に厚生労働省が発表した医薬品業界の縮図だ。

簡単に説明すると、

右側の赤い欄の業態ではない製薬会社は『生き残れない』!!

という明文である。


何故、政府が製薬会社の生き残りまで、口出しするのか?(・∀・)?

それは、薬価(病院で渡される薬の値段)ってのは政府が決めている。

そして薬って高価だから、政府が補助してくれてるのよね。

だから、政府的には

『金が無いから、薬を乱発するのを止めろ!淘汰するぞ!』

って事を2007年に明文化してやった訳。


そして、図の語句説明。

大きく分けて5種類。

1、メガファーマ

2、スペシャリティファーマ

3、ベーシックドラッグファーマ

4、ジェネリックファーマ

5、OTCファーマ


おそらく読んでも、なんじゃそりゃ?(・∀・)?であろう。

全文を書くと難しいので俺が噛み砕いて説明するよ。

全文見たかったらググれw


1、メガファーマ。

売上1兆円を超える製薬会社。

海外に対抗するのが目的。

今現在、日本に売上1兆円を超える企業は存在しない。

世界進出も視野に入れた、日本式医療を展開できる企業を政府は求めている。


ちなみに世界トップの米ファイザーが売上6兆円くらい。

日本の売上TOP3の武田、アステラス、第一三共を足しても3兆円に達しませんw


メガファーマに関して言えば、

武田製薬、アステラス製薬、第一三共の3メーカーの戦いに絞られている。

小野薬品、塩野義薬品など耳にする事が多い企業も、実は厳しい状態なのである。
(まだまだ表面化してないけどね)

今後、TOB合戦が始まる可能性も高い。

敵対TOBじゃなく友好的にTOBが成されるなら小野、塩野義なんかは狙い目かもしれない。

まぁTOB目的で株買うなんてのは、長期投資には、あってはならん事だがw



2、スペシャリティファーマ

新薬開発メーカーである。

目薬の分野で強力な参天製薬。皮膚疾患ではマルホ。

などが挙げられる。

小野、塩野義なども、メガファーマを諦めて、
スペシャリティファーマを目指す動向もあるようだ。

外資系の企業が多い分野でもある。



3、ベーシックドラッグファーマ

医療を支える医薬品を造るメーカー。

例えば、ワクチン、輸液、漢方薬、生薬など。

なくてはならない分野だが、年間売り上げは100億に満たない企業が多い。

ツムラもココに分類される。



4、ジェネリックファーマ

後発剤メーカー。

簡単に説明すると、

特許切れの薬のレシピを入手して、それを真似て安価で世間に広めるメーカー。

研究開発費が要らないから安価で薬を提供できるのが強み。

政府も応援している業態。(政府負担が減るから)


でも、ジェネリック医薬品を使わない医者は多い。

理由として、製薬会社との付き合いの問題である。

『君の所の薬より、ジェネリックの方が安いから、君の所とは契約は止めるよ(・∀・)』

『でも、新薬が出来た時は持ってきてね(・∀・)』

こんなドライな医者は結構珍しいです。

医者も、レシピが同じで効果が同じという事は解っているのだが、他人様に使うモノである。

使い慣れた実績のある薬の方が使い易いのは当たり前の話だろう。




5、OTCファーマ

健康補助・健康維持に役立つメーカー。

リポビタンの大正製薬とか、ユンケルの佐藤製薬なんかが代表メーカー。




説明おわり(・∀・)w


なんども言うが、この業態に属してないと、

薬価の引き下げ、海外企業とのシェア取り合いなどで、

企業として生き残っていけないわけだ。



と、



2a322503-s_20110412165101.jpg




つづくw


[ 2011/04/12 16:51 ] セクター別考察【医療】 | TB(0) | CM(2)

セクター別考察【医療】1

それでは医療について。

まず、医療について少し前知識を入れてもらいたい。

日本の医療というのは、


主に『病院』を指す訳だが、

病院は法人といって企業と公共施設の中間のような顔を持つ。


法人というのは、

営利目的で事業を行ってはいけない!

という決まりがあるのに、利益がないと運営できないという、

チョット謎な一面を持つ。



[ 2011/04/11 18:20 ] セクター別考察【医療】 | TB(0) | CM(0)




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。